大阪モノレールの小型売店「モノショップ」が、6月30日に全店舗で閉店しました。2004年の一号店開店以来、約14年の間7駅で営業を続けてきましたが、コンビニなどとの競争が激化し、閉店することになりました。モノショップ跡地をどのように活用するかについては未定とのことです。
→「モノようかんや駅名ストラップでおなじみのモノショップ、閉店へ」
https://kansai-transport.localinfo.jp/posts/4140477

モノショップは大阪モノレールの一部の駅に設けられた小型の売店です。最大の特徴は一般的な売店とは違い、売店の業務を駅員が行うことでした。(自動ドアが取り付けられているのは駅員不在時に臨時閉店できるようにするため)品揃えは幅広く、飲み物やビニール傘からティッシュや文房具まで取りそろえていました。またモノショップは、「モノようかん」や「駅名ストラップ」などモノレールグッズをいつでも買うことができる貴重なお店でもありました。


2004年に少路駅から始まったモノショップは店舗の数を増やし、一番新しい店舗は彩都西駅に2011年に開業しています[1]。ところが近年、競合する商業施設が増えたことがモノショップにとって逆風となり、事業の縮小が進んでいました。
まず長寿商品「モノようかん」が2016年に生産を終了、おそらく同じ時期に「駅名ストラップ」も店頭在庫限りとなりました。その後2017年12月には新聞・雑誌の取り扱いをやめています。
そして2018年5月、閉店の決定がなされます。

ガラスで仕切られたモノショップですが、この空間を閉店後どのように活用するかについては発表されていません。今後の進展を注目したいところです。

→モノレール山田駅に関西初のセブン自販機が登場(2018年10月3日)
出典:
[1]大阪高速鉄道株式会社「会社変革」<http://www.osaka-monorail.co.jp/jpn/company/co07.html>(2018年10月6日閲覧)
記事製作日:2018年10月6日
写真:御堂筋ライナー
文:meronking